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不安が高じると、パニックを起こしたり、眠れなくなったり、 うつ病になったりすることがあります。 不安の原因を取り除けない場合、不安を減らす対策をいっしょに考えます。 薬物療法だけに頼るのは、依存性が高まる危険があります。 原因を取り除けなくても、 不安の対処法を実行すれば不安への耐性、管理力、共存力を 高められるかもしれません。
不安の対処法
- セルフ・ケアを実行する。(健康管理、心のケアなどに気を配る)
- できないことには 「NO」と言う。自分の限界を知り、それを超えない。 助けを求める。
- リラックスする時間を毎日とる。リラックス法を練習する。落ち着ける音楽を聴く。
- 時間をかけて物事を進める。ペースを落とす。
- 励ましたり、助けたり、勇気付けてくれる友達を持つ。
- 考えや気持ちを人に話す。(日記をつけたり、個人カウンセリング・グループカウンセリングを受ける)
- 環境をもっと安全で心地よいものに整える。
- 心が落ち着く物を持つ。(お守り、ぬいぐるみ、フワフワの毛布など)
- 定期的に運動し、体の緊張をほぐす。(ジム、ヨガ、マッサージ、入浴)
- スピリチュアリティー:信仰する対象に祈ったり、教会・お寺などに行く
- 自分の症状に合う薬があるかどうか、医師に相談する(睡眠障害の場合は特に)
- 呼吸法:呼吸法もいろいろありますが、その一つ。背骨を真っ直ぐにしていすに腰掛け、足は床につける。両手はひざの上に。深く息を吸い込み、いったん止める。ゆっくりと吐き出す。これを繰り返せば、そのうち、前より気持ちが落ち着き、呼吸も楽になるでしょう。不安を感じたら、時間をとり、この呼吸法で心を落ち着けます。普段から練習しておくとよいでしょう。
- アファメーション (自分へのはげましの言葉):定期的にアファメーションを書いたり、自分に向かって話す。肯定的な思考は、肯定的な感情をうながし、体調にも良い影響を及ぼします(血圧が下がったり、呼吸が楽になったり、筋肉が和らぎます)。アファメーションの例: 私は安全だ。大丈夫、ゆっくりやればできる。落ち着いてやってみよう。
Setsuko "Robin" Yano, M.A., Licensed Marriage & Family Therapist