摂食障害は拒食症と過食症に大きく分けられます。拒食症から過食症に移行することもよくありますし、拒食症のリバウンドとしての過食期もあります。摂食障害はメンタルヘルスの治療対象ですが、食生活が乱れると、栄養状態や体調が低下します。そのため、セラピーやカウンセリングを受ける前、あるいは平行して適切な医療機関で身体検査を受け、必要な治療と指導を受けましょう。

●拒食症

 太るのを恐れ、細身でいようとするため、ダイエットするタイプ。症状としては、拒食、食欲減退、食べるのが怖いので食べられない、過度の運動、体重減少、栄養不良、やせているのに太っていると自覚しているといったゆがんだボディイメージなどが見られる。健康と栄養管理が最優先。

●過食症

 体重は平均、または平均より少し多いぐらいだが、過食とダイエット、運動、嘔吐などを繰り返す。長期間過食症の場合、肥満による健康問題が発生する。身体・栄養検査で問題なければ心理療法が有効。

摂食障害が問題になるとき

食事ができない。痩せすぎ。貧血、骨粗しょう症、不整脈。月経が止まったり、正常な発育や健康に必要な体重や栄養を維持できない。食べると太るという強迫観念や不安やストレスを感じ、そのため日常生活が困難になることも。食生活の乱れが糖尿病などの持病の治療の妨げにもなる。

摂食障害の要因・引き金

1 細身を賞賛する、外見を重要視する文化的背景

2 痩せたい願望、青少年の成長に伴う不安

3 ダイエット

4 物質至上主義、グルメ食文化―アメリカでは中流以上の比較的経済的に恵まれた子女が多いという統計がある

5 ゆがんだ自己イメージ―自然な体を受容できない

6 ストレス―学業、家庭環境、家庭や職場の人間関係

7 心の穴を食べ物で埋める―孤独感、愛情不足、寂しさ、悲しさ

治療

1 健康管理: 摂食障害なのか、他に身体的原因があるのか調べる。血液検査・尿検査などで、他の病気でないことを確認

2 栄養管理: 栄養失調がひどい場合には入院治療

3 薬物療法: SSRIなど

4 心理療法: 身体心理療法、認知行動療法、グループ療法(OA、自助グループ)など

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